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テレワーク用のデバイス開発

背景

テレワークOKは風潮が進み会社に設備があるにも関わらず家で働くことが増えている。
しかし会社の設備を誰かが対応する必要性にかられることがある。
特に多いパターンは正常に動作しない機器の主電源のOn/Off。
ここでは主電源、特にAC電源のOn/Off可能なデバイス開発を検討する。

検討事項

家から遠隔で職場のAC電源をOn/Offするにはどうすればよいか。
AC電源を遠隔でOn/Offするのが一番てっとり早い。
例えばデスクトップPCはAC電源On/Offだけでは再起動しないため、別途電源ボタンを押下するデバイスが必要となるが、
今回は無視して考える。

実現方法

遠隔でデバイスを操作するにはLTE通信モジュールが必要。
候補はSakura.ioのLTEモジュール。

sakura.io

本モジュールを使えば極めて安価で遠隔地のGPIOの制御が可能となる。

構成

AC電源━[ACスイッチリレー]━出力
[SakuraIOモジュール]┛

上記が基本構成だが、デバイスの動作確認のため環境センサ(主に温度センサ)と電圧・電流検出が必要となる。
SakuraIOモジュールに供給する電源は、AC電源からDC電源を生成してもよいが、
ACコンセントから電源が抜けた場合に電源供給できない原因が何かを把握する目的で乾電池とした方がよい。

応用例

本デバイスはテレワークだけでなく、カスタマーサポートの手間を減らす目的でも使用できる。
カスタマーサポートに寄せられる内容で主電源が抜けていることが原因の事象が多い。
電源が抜けているかどうかを確認するにあたっていちいち確認をしてもらうまでもなく現在の状況をサポートサイドで確認できるのはメリットがある。