モノ創りで国造りを

ハード/ソフト問わず知見をまとめてます

課題解決マトリクス(Yマトリクス)の考案

背景

前職のベンチャー企業に勤めているときに(現職もベンチャーだけど)、人手が足りず効率よく課題解決する必要性がありました。
課題の真因を把握するため「Whyを5回繰り返す」トヨタ方式にひと手間加える事で、
対策案も効率的に決められる手法を考案した(というほどでもないですが)周知・宣伝したいと思います。

*既にフレームワークとして世の中に知られている方法があるなら教えてください。悲しいですが車輪の再発明はしたくないので、今後はそれを参考にします。

Yマトリクス

Yの意味は、

  • Why(ワイ= Y )を5回繰り返す手法を元にしていることから
  • 複数の課題を一つの対策方法で対策するイメージ
  • 課題解決して問題を白紙(White)にしましょうという意味を込めて
  • 自分の名前の頭文字

手法

  1. 複数の課題を挙げる(縦軸に記載)
  2. 各課題についてWhyを繰り返す(縦軸に記載)
  3. 各Whyに対する解決法を考える(横軸に記載)
  4. 各々の解決方法が他のwhyを解決しうるか検討する(縦横の交叉)
  5. 実施する解決法を決める(横軸からピックアップ)

かなり私的な内容ですが、私個人の家庭事情を例にします。

家族構成:

  • 父親( 自分):サラリーマン
  • 母親(嫁):専業主婦、子供3人目を妊娠中
  • 子供1:4歳
  • 子供2:3歳

現場の状況と課題:

  • 住居は4LDK
  • 父親の職場が家から遠いため、平日は家事ができない
  • 母親が家事と子育てと妊娠で疲弊している
  • 子供がリビングでおもちゃを散らかす
  • 1部屋は洗濯物を部屋干ししている
  • 子供3人それぞれに部屋を提供できない

Yマトリクス

まだまだブラシュアップが必要だが、例としては以です。

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繰り返しになりますが手順を再掲します。

  1. 複数の課題を挙げる(縦軸に記載)
  2. 各課題についてWhyを繰り返す(縦軸に記載)
  3. 各Whyに対する解決法を考える(横軸に記載)
  4. 各々の解決方法が他のwhyを解決しうるか検討する(縦横の交叉)
  5. 実施する解決法を決める(横軸からピックアップ)

加えて、全課題のWhyを眺めながら、複数の課題を網羅的に解決できる案を追加して、再検討すると良いです。
この作業に終わりはありません。納得するか時間の許す限り続けましょう。

宮本茂氏曰く「アイデアとは複数の課題をいっぺんに解決すること」。
解決策の捻出作業はクリエイティブであり、個性的を発揮できる場だと思っています。

今後の検討事項

上記の例では考慮していませんが、各課題は複数の真因のAND又はORで構成されていることがほとんどです。 また解決策によっては時間やお金がかかったり、リスクがあったり、何かを犠牲にしたりとデメリットは少なからずあります。
従って以下を考慮して解決策を検討する必要があります。

  • 課題の真因のAND/ORの考慮
  • 解決策のデメリット
  • 解決策間の関連性